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都市の荒廃見てると、インテリアクソ食らえ!

公園の鳥

湿度でむせ返る中、
上半身裸の泥まみれの男が丸太のように寝ている。

カラスが何羽も周りを徘徊している。

そこかしこにゴミが散乱し、煙草の吸殻が地面に這いつくばる。

側の交番ではのんびりと仲間との談笑の姿が見える。

虚しく聳える薄汚れた現代彫刻。

娘と席があくまで時間潰した遊具が使用された痕跡もなく放置されていた。

以前書いた森繁久彌氏が愛した店の前の公園である。

その店も何年も前に主が失くなり次の業態が入っていたが、
かなりの広さの時間貸しパーキングに変わっていた。

歓楽街の入り口では15分100円がそこは1時間100円。
きっと此処にその内にホテルが建つのかもしれないがわからない。

公園の側にあった時々飲みに訪れたビルもパーキングに変わっていた。

都市の中心部、かっての歓楽街が今は殆どが東南アジア系看板に変わっている。

久しぶりに訪れたが、あまりの荒廃ぶりに、
何かの映画のワンシーンのように見えた。


最近気がないので訪れることがなく映像でしか見てないが、
欧米の荒廃した都市中心部のようである。

気になり以前そう40年にもなるが隠れ家として借りていた近くのアパートを見に行く。

都市の中心部でありながらぽつんと道路に面して2階建てのしもたやはまだあった。

その家の横に勝手口の木戸があり、そこの奥に2階建て4部屋のアパートがある。
裏に回ると飲食ビルが壊され駐車場で、其処から覗いた。

アパートはあった。

女性の下着が1枚侘しげに干してあったのでまだ住んでいる人がいるみたい。

また、脳裏につげ義春の「夏の思いで」「退屈な部屋」
あのアパートの情景がダブりながら浮かんだ。

こんな汚い所に部屋を借りていたのか、いや、もう40年も前である。
ぼろぼろであるのが当然だ。と、納得。

都市中心部の空洞化。
ビジネス街の移動。
それに依る飲食空間。

住民の所得格差がそのままに、
住宅の集団を創りだして行く感じである。


高所得者が集まる住宅地。

低所得者が集まる住宅地。


公園に暫く呆然としながら、
なんとなく、インテリア以前の都市の姿を考えなおさなくてはいけない。
そんな思いで。

近くの一流ホテルでの

30周年記念パーティに向かった気の重い日である。






宜しかったら、此方もお願い。でも、忙しいから無理しないで。

でも、です。宜しかったら、コメントも。腹の中に収めるのが大人の作法ですよ。「ケッ。あほくさ」を。
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