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妻籠宿のへぎ板やね

馬籠宿から馬籠峠へ、急な山道を登り、
男滝女滝をチョッピリと見て、
下り坂を降りていけば妻籠宿
距離的にも近く8,9キロくらいか。

妻籠宿


ワンコと最初に訪れたのが、上嵯峨屋。

上嵯峨屋

昭和44年解体復元された木賃宿。
「重要伝統的建造物群保存地区」の中でも大切な建物である。


おばあさん2人が木曽の菅笠を作る。
木曽檜のへぎ板アジロ編み。

アジロ編みは和室の天井で知ってる人も多いと思う。
網代天井は、ネズコのへぎ板で、年数に連れて黒く味わいのある深い艶が出るものである。


世間話しで華がさく。
土間を挟んで囲炉裏側に座り下らない話しで話し込む。


ヤだねえ~~~。婆さん爺さん与太話だよ。




でも此れが好きなんですよ。
いつも見知らぬ土地でそこの人と与太話が。


ワンコは所在なげにウロウロ土間で匂い嗅ぎ。


へぎ板やねの事、婆さんに聞くも「最近ないねえ」
やはり見慣れすぎて興味もないか。

此処もそうなんだけどもナア。


私は昔から木曽の民家の屋根のことを「へぎ板やね」と呼ぶが、

正式には?「板葺き石置き屋根」になる。


妻籠でも興味が有るのは、
上嵯峨屋。下嵯峨屋。妻籠本陣「人馬会所」「馬屋(厩)」

さて、
お目当ての下嵯峨屋。長屋の一軒分の建物。

下嵯峨屋外観

下嵯峨屋隣家

最近はりんあのように赤トタン屋根に。


下嵯峨屋囲炉裏


片土間2間。



へぎ板又はそぎ板。
木曽名物のサワラの杢目に添ってヘイでいく。

長さ尺5寸、幅3寸。厚み7ミリくらい。
木目にそうから強い板ができる。

宮大工は此れに槍鉋、手斧で仕上げるのが神社建築。
此処ではそんなことはしない。

でも耐用年数が3~4年ぐらい、うまくすれば補修しながらもっと持つか。

面白いのは雨漏りがすると部屋の中の人が長い棒で「ここだっぺ」ありゃ、違うか。
合図すると屋根の上の人が新しいのを差し込んで。

いいねえ。この感じ。

へぎ板天井


葺くときにはほんの少しの隙間を開ける。
木が水分を吸い込むと膨張するから。
当然、キツキツであると太鼓のように膨らんでします。

木は生きているので此処が難しい。

若い時に私の設計で施工してくれた棟梁が舞台床の仕事もしていた凄い人で、
この難しさを教えて貰った。
長い距離の墨出しの糸の撚りもこの時に教わった。


自宅を建てた時に床全体をコルクタイルで仕上げたが、
当時、仕事柄材料は手に入るも経験したことがある職人がいない。
仕方なく、自分で貼ったが、毛髪一本分の隙間を開けないといけないので最初は苦労した。


長く囲炉裏端に座り、
壁の荒壁の穴を見たり、
天井のへぎ板を下から見たり、
土間に転がる台所用具を見たり、
のんびりとタバコ吸いながら楽しいひと時を。


中学の頃から木曽には良く来たので、
今更ながら木曽駒とかの土産物には興味がなく、

日本蕎麦も近くの開田高原へ行って食べたいし、
昨夜馬籠宿永昌寺で、精進料理の時に開田高原の蕎麦も食べたし、

五平餅はいつも食べてるし、



う~~~ん。考えてみれば、儲からない嫌な観光客だよ。



妻籠宿の雰囲気とへぎ板やねを、見るだけの人なんだ。







お気に召しましたら、宜しかったら、此方のポッチもお願い。
宜しかったら、コメントも。奥ゆかしいねえ。

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ccc
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