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血沸き肉踊る、あの頃。

  • Day:2012.05.03 00:16
  • Cat:日記




アメリカで、若者たちが既得権益の大人の世界に、
プレスリー、ジェームス・ディーンを起爆剤に動き始めた頃、

のほほんと、物心覚束ないなりにも、
母親から小遣いくすね、あのカタコトなる、なんとなく小便臭いイメージの空間、
ガタピシの椅子に暗闇で、血沸き肉踊る、ワクワクで、

あの、東映映画のタイトルに痺れていた。

中村錦之助、大川橋蔵、東千代之介、市川右太衛門、片岡千恵蔵、大友柳太朗、
月形龍之介、進藤英太郎、千原しのぶ、高千穂ひづる。

うお~~~。出てくる、出てくる。

笛吹童子、紅孔雀、旗本退屈男、風雲児織田信長、宮本武蔵。中村天風氏がモデルと言われる鞍馬天狗。

うお~~~。出てくる、出てくる。

そういえば、市川右太衛門の息子の北大路欣也。親子鷹。これも、ウン、ウン。


映画の世界で、その時々に、年齡に合わせて色々と勉強してきた。

大学受験のとき、雪の降る金沢で、試験前日に、やはり、映画館にうずくまり、
「ウエストサイド物語」を見ていた。

ヘミングウェイの世界も、映画から。

「男と女」の世界も、映画から。

若者の戦いも「イージーライダー」「ウッドストック」の映画から。

いつも、いつも成長とともに、映画のスクリーンがあった。

1960年代後半から、家庭にTVが進出して、
その場を失われていくが、
それほど広くもない空間で、
便利、簡便と言う名の小さなTV画面に慣らされて、

あの、血沸き、肉踊る感覚が失われてしまった。

明るい照明の下で、日常目にしているそのものの空間では、
この感覚は、絶対に無理である。

家で、うだうだ動きながら、何かをしながらの空間からは、不便かもしれない、

でも、

暗い空間で、大きなスクリーンに、映し出されるものと、
自分の意識の重ね合わせがないと、自分を成長させる学びが、無いのかもしれない。

家庭で、明るい空間で、話しながら、食べながら、飲みながら、楽です。
人間は、固定された所で、2時間もの間我慢し、話も、食べるのも控えなくてはいけない窮屈な空間。

窮屈であるが、それ以上に、自分を育ててくれる、作り手の思いが伝わる、

いま、スクリーンを大切にしたい。
 

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