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潔癖症が、「箱膳」を、生んだのかしら。

  • Day:2012.05.08 01:18
  • Cat:日記
箱膳

日本人の潔癖症を、上手く取り入れ、資源の無駄を省くのが、割り箸。

その点から考えると、「箱膳」もその系列に含まれていると考える。
いつどのように、これが良くは、知らない。

食器にも、「個人専用」があった。
食器の個人所有を、収納するのが、箱膳である。

記憶にあるのが、武家、商家の丁稚奉公の生活。
農家の大半。それと、家族の食事、宴会でも、全て個人単位の膳が、用いられていた。


これは、日本の食事文化の特徴の一つであることは、理解できる。

箱膳がまだ使用されていた、1935年(昭和10年)このころまでは、会話がなく、食事のみ。
決められた集団の食事行為。

それが、ちゃぶ台になり、個から家族単位になり、会話ができるように。

そして、公団住宅を契機に、テーブルに変わった。

此処で、皮肉にも、

また、会話がなくなった。

箱膳の連帯感のある、会話がないのとは違い、
偏った民主主義で、時間はバラバラ、家族が揃っても、TVが主役。

私が、話すよりも、此処にもっと素敵な記事を転用したい。
朝日新聞デジタル>マイタウン>長野>記事。


箱膳で子らに「食」を伝えたい 


2011年12月16日
池田玲子さん(県農村文化協会委員―長野市在住)


今日は小学4年生の箱膳体験の日で、先生は地域のおばあさんたち。

1人分の食器を収納し、食事の時はふたを裏返してお膳にする箱膳。

信州の農家や商家では、ちゃぶ台が普及する前、昭和30年代ごろまで使われた。
それを知らない子どもたちは、畳の部屋に並べられた座布団と箱膳に、けげんそう.

おばあさんが子どもだった頃の話を聞いて下さいね、と始める。
 
 「小学生になると一人前の証しとして箱膳をもらい、朝晩の決まった仕事を与えられた」
 「飯だと聞いたら火事より急げ。みんながそろうまでは箸をつけない」

ご飯とみそ汁、尾頭つきの焼き魚、旬の野菜の煮物、たくあん2切れの皿を、それぞれ箱膳の上に並べさせる。
 
「これが日本食の、あたり前の一汁三菜」 

手を合わせて5秒間、黙祷(もくとう)し「いただきます」の感謝の言葉。
一口食べたら、子どもたちは大声で「おいしい」という。

お箸の使い方や、ご飯とおかずを交互に食べる口中調味の食べ方、

取り回し料理は食べる分だけを取って、絶対に残してはいけないことを教え、世界の飢えに苦しむ子どもの話をする。
「みそ汁一杯三里の力」と言われるみその効能や、魚や野菜に「いのち」があることの話も。

最後に白湯(さゆ)とたくあんで茶わんをすすいで「ごちそうさまでした」。
各自で食器と箱膳の始末をする。

世界中から食料を買い集めながら、多くを捨てる飽食・呆食の日本。


無国籍料理や過度の栄養素信仰が幅をきかせる中で、食べることが、いのち、感謝や祈り、愛でもあること。

自然と共に暮らしてきた民族のありようを、この子どもらに伝えておきたい。

伝えずしてこのまま灰になるわけにはいかない。

箱膳は、それを語るのに格好の道具になる。 


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日本人の潔癖症を、上手く取り入れ、資源の無駄を省くのが、割り箸。その点から考えると、「箱膳」もその系列に含まれていると考える。いつどのように、これが良くは、知らない。食...
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