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森繁久彌、宇野重吉がこよなく愛したしもたや割烹。

  • Day:2012.05.19 00:44
  • Cat:日記
images5-18菊

前回話したように、東京に行く予定が、なぜだか、名古屋で途中下車。
此処で、根を下ろして、ある面排他的風土の中で、愛されて。

私を、息子同然のようにかわいがって、育ててくれた人が、3名います。

ママおばさん。

その内の一人が、菊ママおばさん。
博多の一流芸者で、料理人と、手を携えて駆け落ちです。
博多芸者の、気っ風の良さそのもの。

名古屋公演があると、必ず宇野重吉も、森繁久彌も、楽しみに来る割烹。
10人にも満たないカウンター。
檜の一枚板であるが、
旦那が、惣菜料理を仕込んでいる時に、
一所懸命にレモン半切りで、カウンター磨き。
あまり磨きすぎて、少し穴が開いてしまったカウンター。これが、とても良い。
大皿に、惣菜料理が並び、
客は、此れ何個、これも何個と自分の好きなものを、
自分のお腹と相談しながら注文をする。

宇野重吉には、会っていないが、菊ママおばさんからよく聞いた。
森繁久彌とは、何度も、最後は、付き人2人が、、
引き止めるのを振りきり、美味しそうに料理を食べていた。

二人共、楽しく、よくお酒を飲んでいた。

私が最後に会った時、付き人に、両脇を支えられながら、
少し覚束ない足取りで帰る、なんとなく、後ろ姿がさみしげであった。

当時、私は、繁華街の中に、秘密部屋を借りていた。
ちょこちょこ仕事部屋。
秘密のナ・イ・ショH小部屋。
無頼なデザイナー達が、女の子を引き込む部屋。
高級ナイトクラブのバーテンダーと、ホステスが住む所がないので、
仕方なく、私は、母親の家に帰る部屋。

訳が、分からないがそんな部屋を借りていた。
夕方になると、
菊ママおばさんのところに。
客がまだ、いない頃に、特別に食べさせてもらっていた。

飲んで、食べて、結構な所を、内緒千円ポッキリで。
その頃、旦那は仕込みが終り、
こざっぱりと着替えて、好きな女の所に飲み歩き。

小さな割烹。
大皿に盛られた惣菜料理、
好きなだけ、お腹と相談しての注文。
アルミのひきどっこで湯煎お燗。
しもたやの、暖かい空間。

もう失くなってしまいました。
子供が小さい時に、チョイの間の畳の上で、寝かしてくれたり、
オムツ取り替えたり、
満員で、待っている時に、目の前の公園で、子どもと遊んだり、
時に、私の母に気遣い、料理を持たせてくれたり、
そんな空間が、なくなりました。

暖かく、素敵な菊ママおばさんだが、
啖呵も、凄かった。やはり、博多芸者。

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの歌手が、10人で満席の店に来るなり、
「俺は、◯◯だ。腹減ったから食べさせてくれ!」と、来たもんだ。
偉そうに、4,5人も付き人らしきもの引き連れて。

「とっとっと帰んな。有名かなんか知らないね。
此処じゃ関係ないから。下品な奴は入れないから、けエンな。」



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